20150622

とある機会があったので、カフカの『村医者』を読んだ。なんだかよくわからない話だったけど、それに付随する形で数年前に日本で作られた同作品の映画を観た。午前中に観るにはあまりにも不気味すぎて暗い気持ちになった。その映画の冒頭にあった「道というのは一本の綱のようなもので、それは高いところではなく地面スレスレに張られているもので、それはまるで躓かせるために存在しているようにも見える」という一文(要約)がものすごく印象に残った。そうかもしれない。
ただ朝から哲学をするのは自分には向いていないし、それができる人間はどこか頭のネジが取れているのだと思われる。哲学屋はアホ。

歯医者へ行ってからバイトに行った。
あるジャンルの本を探してくれと言われてそれっぽい本を渡したらなんかコレジャナイと言われてもとあったところと別の棚に戻された。なるほど本棚というのはこういう奴らのせいで乱されているのかと怒りを通り越して腑に落ちてしまった。本は元の場所に戻しましょうって小学生の頃に教わった気がするんだけど、文化の違いか。その人日本人だったけど。

沙村広明の『おひっこし』を買ったので読む。